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2022年 04月 12日
2022/04/12
 日記: Vienna Acoustics Haydn G SEの不調。 4.

   更新が出来ませんでした。スピーカーのネットワークでとてもつまずいています。
  デールの抵抗を導入し、なかなか良かったのですが、CDをかなり視聴していると
  音質に何か引っかかる音質のモノがあるのに気ずきました。気に入らない音質なの
  ですね。それを無くす方向で抵抗を選別しておりました。ただ抵抗の交換はエージングに
  大変長時間掛かり、しっかり試聴するのは忍耐が必要です。最低10時間ではほゞ無理。
  
  デールのNS-5、10は使い込むのは大変です。ハッキリした歪の無い崩れない音質なの
  ですが、細かい音が多すぎの様に聴こえてきました。それがハーモニーの再生には
  マイナスに作用している様に聴こえてきました。空気感も不足気味です。

  全部、デールに交換したのですが、特にトィーターと並列に入って能率を調整する
  10オームは音質にストレートに影響する様で、音がとてもハッキリしてしまいます。
  ウィーン・アコースティックの音質とは随分離れた傾向の音で私としてはちょっと
  付いて行けない感じです。

  いろいろ考えて、10オームの抵抗を元々使われていたムンドルフに戻す事にしました。
  これで少し様子を観て診ます。こちらの方がハーモニーの再生は良いですし、
  ウィーンの音をブラシュアップした方向の音なのです。残りの二つはデールの
  ままにしてあります。ここの10オームは東京光音電波のRN75Eをパラで3Wにして
  試してもみたのですが、曇りを少しかんじました。悪くは無いのですが、もう少し
  エージングをすれば良かったかも知れません。でもウィーンの音とはかなり違いました。

   今回いろいろネットワークの抵抗を交換して試聴してみましたが、システム全体に
  かなり影響を与えるモノだと再認識しました。アンプの抵抗交換の比ではありませんでした。

  セメント抵抗や酸化被膜抵抗は注意を要します、必ず濁った音質になってしまいました。
  デールの無誘導は良いのですが、使う場所が難しいと思いました。皆ちょっとした
  とても小さい変化なのですが、常用のスピーカーなので気に掛かると駄目な所でした。
  音質が治まるには時間が掛かりそうです。





# by Artist-mi | 2022-04-12 20:58 | PCとステレオの話し | Comments(0)
2022年 03月 19日
2022/03/19
 日記:

  この数日間はウクライナとロシアの戦争ばかり・・・。何たる事でしょう。

 普通の生活を送っている人々にミサイルや砲弾を撃ち込むとは。難民となって
 逃げて行くしかありません。総てを取り上げ、追い出すとは酷いことです。

 プーチンはもう狂っているとしか思えません。秘密警察が支配する社会しか
 彼は知らないのでしょう。それでいったいどうするの。酷い社会しか出来ないでしょ。
 バイデンやネオコンにも大変な責任があります。難民をもっと積極的に助けないと
 もうもたないでしょう。小さい貧しい国に押し付けるのは止めなさい。
 自分達は絶対安全な所に居て、結局人々を追いやっている。双方為政者の責任を
 もっとしっかり果して下さい。今も子供たちが死んでいるのに二人は何をやっているのか!

 直接会談しないと相手の気持ちは判らないでしょ、圧力ばかり掛けても進まないでしょ。
 プーチンは嘘ばかり、取り巻きは戦犯だらけ、いったい何をやっているのだ。
 もう大して生きられない大人達が子供を傷つけてどうする。


   今日のデジタルタブローの練習は↓。

     基本の設定式はZ=Fn1(Z); Z=(Z*Z-Z+P1)/(Z+P2)+C

       
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# by Artist-mi | 2022-03-19 11:44 | Comments(0)
2022年 03月 06日
2022/03/06
日記: Vienna Acoustics Haydn G SEの不調。 3.


  前回の状態で試聴をしました。先ずはハンダ付けしたのでCD三枚程度アィドリング再生。
 アイドリングと言っても普通に再生して音の調子が真面に安定して再生されるまでと云う事です。

 手を入れる前のHaydnの音と比べると、一回りスピーカーシステムが大型になった感じの音でした。
 低域が厚くなったのも其のせいだと感じられます。歪も少なくなった様でfffが濁りません。
 全体に楽に音が出てきます。印象としては改造前のHaydnとそんなに変化はしていない鳴っぷりに
 聴こええます。人の声やピアノのタッチも自然で、以前より再生周波数が幾分フラットになり
 高い所も伸びて聴こえます。鳴きが抑えられているのかとも・・・。

 そんな状態で二日程聴いていました。 すると・・・・・・!

 小さいオケ(モーッアルトとか、ハイドンなど)で、fffの時、ヴァイオリンのパートの音が
 実演とは違った響きで刺激的な音色が付随してきました。
 この音は以前聴いた事があります。デールの鉄材のリード線の音ではと思います。実際の音
 とは違って少しキンキンした音が乗ってくるのです。早速リード線の元にOFCの0.8mm径の単線を
 ハンダ付けし、組み直しました。

 アィドリング後、丁寧に試聴してみますと、かなり改善されて来ました。やはり此れでないと・・。
 
 音場の見晴らしもスッキリとしダィナミック感もたっぷり、簡単な改良でこの効果なら良いと思います。
 元々、2weyスピーカーなのも効果を上げているようです。3weyや4weyだと定位は無理でしょう。


  デールの抵抗のリード線にOFCをハンダ付けした所を上げておきます。鉄製のリードはカットします。
    
   
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# by Artist-mi | 2022-03-06 12:44 | PCとステレオの話し | Comments(0)
2022年 03月 04日
20200/03/04
 日記: Vienna Acoustics Haydn G SEの不調。 2.

  いちおぅ・・・、低音部の調整と回路図を描き、必要な部品を発注し、届いた所で入れ替えました。


  1. 低音域がほんのもう少し出ていたらと思う事もありましたので、試聴しながらどの位
    低音を増やせそうか・・・・・。

    この箱はバスレフ型なので、吸音材の量や箱の中のその場所で低音が変化します。
    いろいろ試した所、中央部に位置する吸音材の上面のフェルトを12cm*6cm*1cm程度
    少なくする事にしました。全体の吸音材からするとかなり少ない量です。これ以上
    それを減らすと、100Hz位の所が盛り上がり気味になり、明るい感じの音 ? に
    なった様に聴こえてしまいます。元のHaydnの音をここは尊重したいので少しだけです。

    オケの再生だとティンパニーがしっかりして来ます。コントラバスの低域はそれ程
    響かず、実演っぽい感じがしています。もっと吸音材を抜くとボンつき気味になって
    しまいました。まぁー、再生する部屋の環境などもありますから、各自の判断と云う
    所もありますね。

   
  2. 基板を探ってNWの回路図を描きました。下に上げておきます。仕様では2.8kHz 6dB/octと
    ありますが、トゥイーターの下の方は12dB/octのようです。ウーハーの上の方も
    再生周波数特性に凸凹がある様で補正がしてあります。トゥイーターの手前の二つの抵抗は
    再生レベルを押さえるためのモノです。コイルは何ミリヘンリーか表示がありませんので
    分りません。LCRメーターはもっていませんので・・・・。


  3. 部品を発注しました。ここで問題なのはどの程度入れ替え、改造し、それが音にどう
    変化を与えるか見極めないとなりません。あまり入れ替えてしまうと元々のHaydoの
    特長が無くなってしまうのも困ります。先ずは抵抗を三つと高音側のコンデンサーを
    替えてみる事にしました。抵抗は5W ? 位の酸化金属皮膜抵抗です。おそらく見掛けでは
    Mundorfではないかと・・・・。酸化金属皮膜の音ですが、かなり付随的な響きが付くと
    私には聴こえます。昔アンプの電源回路に使う事がありましたが、良い感じには生りません
    でした。ギターアンプなどだとかえって良い効果が出るかもと思います。一般的には
    酸化金属皮膜抵抗は抵抗温度係数 ±300ppm/C度程度でかなり変化が多いのが気になります。
    抵抗温度係数が少ない抵抗の方が音質が真面な様に私は経験上思っています。
    これをデールの無誘導巻線の5W型にします。かなりこの抵抗は温度特性が良いようです。
    無誘導の巻線でも各社によりいろいろですが十分の一程度に成りそうそうです。デールは
    それらより良いようです。
    コンデンサーは(USA)ASC社のポリポロピレン・フィルムコンデンサー ASC X363を
    使いたいのですが、3.3マイクロFの在庫が無かったので0.47だけ交換する事にしました。
    このコンデンサーは昔から色ずけの無いモノとして定評がありました。NW回路にも
    非常に評判が良かったと記憶しています。昨今はJantzenAudioなどもありますが
    思ったよりうるさい感じの音でした。ASCは静かです。メタライズドポリプロピレン
    フィルムコンデンサーより癖がありません。
 


    一応、交換して組み入れた所の写真を上げておきます。

    結果は思いの他良好なのですが、試聴して少し気になる所が出ています、それは次回にて。
   
    
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# by Artist-mi | 2022-03-04 19:45 | PCとステレオの話し | Comments(0)
2022年 02月 27日
2022/02/27
 日記: Vienna Acoustics Haydn G SEの不調。 1.

   メインのスピーカーシステムの右側がちょつと不調になりました。何故か音が濁るのです。

   其れ程でも無いのですが、このままでは困りますので原因を考えていました。
  この濁り方を聴いてみるとどうも配線の不調の感じがあります。自信はないのですが
  長年こんな事をやっていると・・・、感なのですね。スピーカーの故障とは違う感じの
  不調に思えます。でもスピーカーだとかなり難しい事になるので・・・・。
  新品のSPを買うのも癪なので取りあえず裏蓋を開ける事にしました。

   
   裏板は6本の螺旋止めで、2mmの六角レンチを使います。螺旋は荒らいピッチの
  30mm位の長さがあります。(ちなみにスピースーユニットの螺旋は2.5mm六角です)。

  開けてみて驚いたのは蓋は金属製では無く、硬質の厚い木製でした。表面はゴム系の硬質塗装で
  見た目には木でない様にみえます。重量はかなり重くしっかりした作りでした。これは
  Daliなどとは大違いでした。Deliはプラです。
   裏面にベークの基板がピッタリ接着されています。パターンの幅はスピーカーなので
  広めにカットされています。
   ネットワークの構成部品はかなり良いモノを使ってありました。Daliなどのモノよりも
  高級なモノでした。コイルは空芯で銅線もこの手のSPとしては太いと思います。
  コンデンサーは大きい容量は無極性電解コンデンサーとフィルムコンデンサーが使われ
  これも良いモノでした。抵抗はこのメーカーの他のシステムにも用いられているモノで
  酸化金属皮膜のモノでした。これはキッヤップに磁性体が使われていました。3Wから5W位の
  容量があります。もう少し良い質の抵抗が欲しいですね。これを使うメーカーの設計者は
  この事が判っているのかと思いました。結線用の出力端子は大変立派でしっかりしたモノで
  非磁性体を使ったモノです。ここまで観察していると、トゥイーターとネットワークの
  接続は小さい差し込み式の端子が使われていました。良くスピーカーの結線に使われるクリンプ型
  ファストン端子です。ここの差し込みがどうも緩い状態でした。早速、差し込んで蓋をしめ試聴すると
  音は元に戻った様に聴こえました。 ヤレヤレです。

  
   内部を開けて感じたのですが、かなり丁寧な作りをしてありました。小さい箱なので
  それ程とは思えない補強もタップリしてありました。両側面板は太い横桟で結ばれており
  その上から後ろ面にかけてフェルト材の吸音材が置かれています。吸音材の容量はゆうに
  食パン一斤位でしょう。フェルトの質もかなり上質です。
   今は低音が時に薄い感じがあるので、少し吸音材の量を調節してみる必要がありそうです。   


   部品を付けるハンダの質は普通のモノの様にみえます。もし部品の交換をするなら
  綺麗にハンダを取り除いて無鉛ハンダにした方がベターでしょう。

   トゥイーターの接続に使われている端子は心もとないので、直接ハンダ付けにします。
  また、外れるのは御免ですから。
  配線のコードは二重被覆の太いモノでなかなか立派な方で、内側の被覆はボリプロです。

   音量のレベル合わせに使われている酸化金属皮膜抵抗は何かより良い抵抗に交換してみる
  価値はありそうです。

   早速、注文を出しましょう。 内部の写真です。

    
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# by Artist-mi | 2022-02-27 18:39 | PCとステレオの話し | Comments(0)