日記:
久ぶりに、デンオンのDL102を付けてレコードをかけました。
F・リスト 「巡礼の年」 2年 イタリアより、
ペトラルカのソネット 第104番
ディヌ・リパッティー pf 1947年録音
内省の深々とした、表現とスケールの幅の広い曲で、とても
ロマン派を感じさせられます。ペトラルカとはフランチェスコ・ペト
ラルカです。ソネットはルネッサンス期の定型詩の一種から言っ
ていると思います。とてもゆったりした曲です。
リパッティーの演奏も、まったく飾り気がなく純粋で、集中が
特に高い、素晴らしい演奏です。
リストのピアノ曲は、私には特に異文化を感じさせられるモノ
です。素晴らしいのだが、一生懸命聴いても良く理解出来ない
感情が何か残り、遠い距離感を意識させられます。 これは、
しょうがないモノと何時も思います。
このレコードには、ラベルの「道化師の朝の歌」も一緒に入っ
ていますが、これは私達の世界のモノと云う感じがします。
お気に入りの古いプレヤー。