日記:
注文してあった用紙が来たと連絡があり、下へ降りて行きました。
梅雨の中休みで、かなり暑いです。車のクーラーのSWを始めて入れ
ました。ドライブの流れは各車エコ運転が広がって来た様で、むしろ
スムーズでもあります。
半日つぶれてしまい、何処かくたびれたので仕事は一休みとしました。
歳のせいか、高度差のある往復ドライブは、かなり疲れを感じます。
ドライブ中、なぜか「ラファエロ」の聖母子、美しき女庭師、の絵を
思い出しました。
ラファエロは実際に観る機会の特に少ない絵画に属します。何しろ
数が少ないし、早死にでした。しかし、世界の名作絵画を五つ上げろと
言うと、必ず入ってくる名画の一つですし、その後何世紀も続き、美の
基準となって行く、古典主義のおお元の作品を作った人でした。
古典派の基調を成す、真っ向正面からのモノの見方、構図や色の調和の
完成度の高さ、形式美の洗練された高さ、感情の素直さ、人を安心させる
疑念の無さ。これらはラファエロが完成させたと言って良いと思えます。
本来、抽象絵画にも、この方向を行くモノが在っても不思議は無いのですが
今は「ミニマム」に行ったあと、それを踏まえ装飾的なモノに戻って来て
いる様に思えます。
作家個人の個性的考えにより、いろいろなベクトルがあるはずで、皆が
同じ地平に立った様に思える所は、まったく面白みがありません。
僕はラファエロにとても傾倒しています、彼の様な抽象絵画を作りたいと
思っています。
明日からは、一作目の貼り付けの基準を作る作業に入ります。
紙のためにも、少し曇ってきて貰いたいこの頃です。