日記:
母の介護生活も随分長くなって来ました。寝たきりになってからも三年程、思ったより
慣れて来た事と、突然のトラブルにアタフタしてしまうなど毎日が気を休める事ができません。
家内の支援と介護事業者の方々の支援でどうにか切り抜けている訳です。
母は認知症の方も徐々に進行している様で、日中も寝ている事が多くなってきました。実際には
体は病気ではなく、かなり老化が進んでいる状態と云う事です。ただ精神状態はトンチンカンながら
安定を保っているので、ありがたい限りです。
寝たきりなので、結局食べて出して寝るのが仕事みたいなモノなのですが、出すのが大変な作業で
安定したリズムで行えないので結局下剤に頼る事になってしまいます。上手く出るかは「天のみぞ・・」
まぁ、世話をする方は大変です。爆発的になってしまうと衣類を鋏で切って処理しなければなりません。
直ぐに入浴するわけにも行かず、大変な事になります。おまけに、この寒さでも部屋の排気をせねば
なりませんし、夜などは本当に困ってしまいます。人間、歩けないとなると結構大変です。
あと、水分の補給がなかなか難しい事になりました。本人はそもそも喉が渇くと云う自覚が薄れて
自発的に水を要求してこなくなりました。適正な水分量の把握がかなり困難になっています。
小生の方は気軽にやっている心算ですが、眠気が来ることが多くなりましたし、家内もかなりの
心労を被っていて少し体調を悪くしています。ヘルプをしてくれる方への対応も結構忙しく・・・。
気晴らしが必要ですね。
30分位時間の余裕が取れればCDを聴いています。むしろかなり真剣に聴く様になりました。
今夜の一曲。
Great Pianists Play Beethoven Opus 111 - Clara Haskil 二楽章が特に素晴らしい。