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2018年 01月 30日
2018/01/30

 日記:

   知り合いの方から、「レコードから変な音がする?」診てくれないかしらと!・・・・・。

  其方からのお呼びは、チト面倒なのですが・・・・・。しょうがないので時間を開けて行きました。
  最近は小生の老眼も進み、自信も揺らいでおりますが・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。


  音は出ますが、ガタガタと雑音もし、針飛びで隣の溝に飛んだりしています。
  針圧が懸かっていない様なので、アームを診ると・・・、後ろ側のバランスを取る丸い錘が後ろに
  下がっている様にみえました。
  針圧を掛けるウェイトをゼロに設定、後ろの錘を移動させて。アームの前後のバランスを取り直し
  ました。これでバランスするはずです。カートリッジはオーディオテクニカのVMタイプ、針圧は
  2グラムにしました。

  針の傍の指掛けを持って、いざレコードへと思うと、どうもカートリッジの位置が斜めっぽいのです。
  よくよく見ると、針先の位置もアームの元の方に引っ込んでいます。再度カートリッジを止めている
  ビスを緩めて位置決めをしました。針先の位置はターンテーブルのセンターピンから概ね15mmの
  所に合わせます。この辺は普通あまり知られていないかも知れません。

  再度、バランスを取り針圧を与えてレコードを掛けると、これで再生されると思っていたら・・・・、
  何と、最初の時と同じ状態の音がしています?????????・・・・・・?

  しばらく考えてしまいました。
  何か針先に変なゴミでも付いているのか?・・・、
  ルーペで視ると、カンチレバー(針が付いているアルミ製の細いパイプ)が胴体側に曲がっているのです。

  何かレコードを掛けた状態でカートリッジが付いたシェルを上から力を掛けて曲げてしまった様です。

  真っ先に判る場所なのですが、老眼のためか見逃してしまいました。
  これは針先を交換しないと治りません。相手は早速注文を出していらっしゃいました。
  しかし、それでは音が聴こえないので、小生がピンセットでパイプの曲がりを少しずつ修正、どうにか
  本来の位置らしき所まで、伸ばしてみました。こんな事をしても本来の特性には戻らないとは思いますが
  ともかく、当座はこれで再生できます。針先はルーペで診たところでは大丈夫のようです。

  
   最近はまたレコードが盛り返したようですが、どうもレコードをCD並に手荒く扱かわれる方が多く
  小生はヒャヒャものです。

  溝があるレコード面には手を直接触れないで下さい。盤面のゴミは布のクリーナーで綺麗に拭いてから
  針を落として下さい。レコードはなるべく中袋に直ぐに入れて下さい。変なスプレー式のクリーナーは
  使わないで下さい。硬いモノで盤を傷つけないで下さい。暑い所に置くと盤が歪みますので、ご注意。
  曲がった盤はほゞ治りません。針圧は適正に掛けて下さい。重くても、軽くても痛みます。ターンテーブルも
  レコードを置くので綺麗に清掃します。針先はゴミがつくのは避けられないので、専用のブラシでそっと
  払ってから使って下さい。

   こんな事をお話して取り敢えず帰宅しました。大丈夫かな・・・・!


  今夜の一曲。


 Mozart - Violin Concerto No.3. David Oistrakh (Violin,conductor) 8 december 1968 Stockholm
  






by Artist-mi | 2018-01-30 20:46 | Comments(2)
Commented by KawazuKiyoshi at 2018-02-10 15:02
レコードがまた聞かれているようですね。
CDの精密すぎる音に
柔らかさを求める人が多くなったのでしょう。
レコードは三階の片隅に並んでいますが、下すのが大変で、しばらくは聞いていません。
プレイヤーも動くかどうか怪しいものです。
はは
今日もスマイル
Commented by Artist-mi at 2018-02-10 22:12
KawazuKiyoshi さん、こんばんは。寒いですね。

 レコードはカビが出ますから、時々お掃除すると寿命が延びます。CDより寿命は長いかも
しれませんね。
音そのものは、レコード次第ですが、良い品種のプレスだとCD以上の音質が期待できます。
内周に針が来ると、少し苦しくなりますね。プレヤーは安くいろいろ出てきました。


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