日記:
抵抗の話を上げてしばらくすると友人達より反応があり、ビィシーのVSR3.3KΩ二個を
お譲りいただきました。早速MonoアンプのEL34のグリッドの保護抵抗 RD14A
2.0Kと交換、流石かなり効果があります。先ず全体的に音像が静かになりました。
感覚的ノイズが減ったように感じられ、残響が良く出てきます。
また、低弦の動きがしっかりして、ブァーと膨らんだ低弦から解放されました。
細かい音もしっかり崩れず出てきます。
抵抗の質はやはり重要ですね。しかし回路も其れなりに重要なのでしっかりケジメを
付けて考え分けが必要です。この回路では音質的には前段X7のプレート負荷抵抗240Kが
ネックと思います。ビィシーは100Kまでしか手に入りにくいので困るのです。今までは
東京光音電波のRD14Aを使っておりましたが音質は最高ではありません。カーボンとしては
ノイズが少ないのですが、Z201級と比べるとかなりザワザワしていますし、中低域に
信号とは違う響きを感じる事があります。全体的にはまろやかでリアリティーも其れなりに
あるのですが・・・・。
そんななか或る方に、東京光音電波の金属皮膜抵抗でRN75E型を教えて頂きました。
VSR並みに静かで、音色も無色、低域もしっかり出るとの事です。早速海神で購入し、(586円*2)
付け替えてみた所、仰る通りの大変良い音質です。この抵抗、かなり重量があり大き目の
外形をしています。モールドの外装で数値はそのまま印字されています。
エージングには少し時間がかかりました。
LP初期のMonoレコードを聴いているのですが、素晴らしい音で再生されて来ます。
リパッティーやタリアフェロのピアノの見事さが良くよく認識できました。SPも凄く
安定した澄んだ音です。
今日の一曲。
MAGDA TAGLIAFERRO playing Fauré Nocturne n.6 op 63