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2016年 05月 19日
2016/05/19
 日記:


  蓮実重彦氏の会見は実に爽快だ。

   それに引き換え、記者の質問は幼稚で愚劣、残念だ。
   Web上でもかなり「トンチンカン」な批判が多く、日本も随分
   子供の様な文化になったモノだ。
   知と云うモノを良く考えろ。賞などと云うモノは所詮、出版社の宣伝なのだ。

  蓮実氏が「伯爵夫人」を書いたのは、セザール・フランクが交響曲を作ったのと
  まったく同じ意味だ。フランクは一曲しか交響曲を作らなかった。

  痛快であった!


     今夜の一曲。

            Franck: Symphony in D minor, Furtwängler & VPO (1953)

        





 

by Artist-mi | 2016-05-19 10:49 | Comments(2)
Commented by Vimalakirti at 2016-05-21 17:10
「子どものような」は文化のみならず、政治もまったくその通りで、
悲しくなりますね。都知事の不祥事など、ゲームでずるする幼児並み
です。嘆かわしいかぎりですね。
Commented by Artist-mi at 2016-05-21 21:44
Vimalakirtiさん、こんばんは。

  記者会見の時の記者の質問が、何時も同じ様な常套句なのが心配です。
 すこしは自分で考えろと言いたいですね。何か言えば反応してくれる、それで
 仕事をした事になるので、イージーに質問する。それでは仕事をした事には
 ならないのだと云う事が分からない昨今の記者。困った日本になってきました。
 政治家しかり。


   フローベルのそれはロマン主義な恋愛悲劇風の、実はかなり厳しい現実主義的
  写実芸術でしょう。蓮実氏はその研究者、小説の作りは重々承知した達人です。
  その人にあんな質問すれば、そうなりますわ。審査員ももう少しな~~!

   フローベルのそれは小説としては十本の指に入ると思いますね。凄い小説
  だと思います。

  


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