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2016年 01月 25日
2016/01/25
 日記:

   ひどく寒い日が続きます、皆さまお身体ご自愛のほどを・・・・。 
  雪掻きばかりで飽きてしまいましたので、ほって置いたシャーシーの穴あけなど
  やることにしました・・・。と言うか筋肉痛でスコップを持つの嫌になりました。
  
   シャーシーはドリルとヤスリで穴を開けましたと書けば終わりなのですが
  それでは簡単すぎるので・・・・。皆さんはどんな方法で開けているのか・・・?
  こんな事は誰がやってもとは思いましたが、私の行程を細かく上げる事にしてみました。
  各自手持ちの工具でそれぞれもっと良い方法や手順があると思いますが・・・・。


   一応、サインペンで穴の位置はシャーシーに描いておきました。今回はそれ程の精度は
  必要ないのでこれで行きます。先ずはパワートランスの端子が入る角穴を開けます。
  作業台にその辺の大き目な紙をひいてシャーシーを乗せ、当たりが出ない様にベニア板を
  当ててクランプなどで固定します。紙をひくのは後かたずけが便利なためでもあります。
  古新聞紙でも構いません。たしかエグニマさんも新聞紙派でした。
  ジグソーを使い切り抜きますので、刃が入る様に4.2mmのドリルで三つ程穴を開けました。

   
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   小型のニッパーで三つの穴を繋ぐ様に広げました。上手くニッパーの刃が入る間隔で穴を
  開けて置くのがコツです。

   
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   ジグソーで切れ込みを入れます。使ったジグソーは切削速度が無段階に可変出来るモノで
  中低速で切りました。使った刃は鉄工用で良いのですが、手元になかったのでステンレス用の
  薄板用 0.5から2mm用 24山のモノです。刃には切削油を付けると切り口が良いのですが
  油布に機械油を浸みさせたもので拭く程度で済ませました。

   
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  次に角の方を切り込みます。

   
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   反対側も同様にカットします。

   
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   切り口をヤスリとペーパーで仕上げました。
  ヤスリは平型と甲丸の二種を用いました。大きさは5本組の中目のモノです。平ヤスリはコバの
  メクレを前もって砥石で平に成形しておきました。ペーパーは1000番の耐水ペーパーです。

   
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   次はACSWの穴を開けます。SWはミヤマ製のDS-850で黒、LEDなしのモノ、穴のサイズは
  13mm*19.2mmです。4mmの穴をドリルであけます。一応一回りぐるりと開けました。
  ドリルは電動の可変スピードを用いました。刃先が滑らない様に先端が摩耗していないモノを
  使いました。ナチの鉄工用の普通のツイストドリルです。綺麗に切れる様に切削油を使う方が
  よいでしょう。有り合わせの機械油で十分ですが、食用の白絞油を使うと調子が良いです。

   
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   SW穴もヤスリとペーパーで仕上げておきます。サイズは微妙なの所があるので現物合わせで
  仕上げると良いです。一度はめると外すのが面倒なので今は固定しない方が良いでしょう。

   
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   次は球のソケットを取り付ける穴を計三つ開けます。工具はシャーシーパンチを使いました。
  パンチのシャフト径は10.7mm位だったので、10.5mmのドリルで穴を開け、リーマーで少し
  広げました。

   
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   ソケットは真ん中が12AX7用でMT用の9ピン被せ付け、両脇はEL34用でUSで8ピンのモノです。
  MT用は18mm径、USは30mm径ですが、今回USソケットは米国のシンチ製の内側付けの金メッキ端子の
  モノを使うので穴の径が31mmなのでその分を甲丸のヤスリで広げました。仕上げにペーパーを
  使い滑らかにします。残りの二つの穴は10mm径で出力トランスの配線を通すためでゴムのグロメットを
  取り付けて使います。リーマーで切り口を滑らかにしておきます。

   
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   暗くなって来たので、今日は此処までです。




     今夜の一曲。

       Beethoven Sonata Op 30 #3 (encore), Andrej Bielow & Kit Armstrong
         K・ Armstrongという青年は今世紀の代表的なピアニストとなると私は聴きました。             
            

       


   

   

by Artist-mi | 2016-01-25 20:26 | モノラル再生EL34monoなど | Comments(4)
Commented by akiba-echo at 2016-01-30 02:47
ご無沙汰してます。
ハンドニブラーは使われないんですか?
Commented by artist-mi at 2016-01-30 12:00
akiba-echoさん、こんにちは。

  ユキカキ作業中、右手の人差し指を突き指してしまいました。
 あれはかなりの握力がいりますし・・・、1.5mm厚ですと機械力優先です。

 あれは工具屋さんには何処でも在庫しているモノのようですが、一体何に使われるのか、
 本来どんな作業に常用されるか、面白いかも知れません。
 
Commented by akiba-echo at 2016-01-30 21:55
凄く昔、アルミシャーシにトランスの穴を開けるのにハンドニブ
使ってました。それほど力も要らず割とあっさり削れるので、
重宝していた記憶があります。でも、1.5mmだとさすがにきつい
かも知れませんね。
Commented by artist-mi at 2016-01-30 22:35
akiba-echoさん、こんばんは。

  ハンドニブラーは切り口が四角になるのが良い所です。もう少し大き目に切れたら
 有りがたいのですがね。長方形の切り口でも良いのですが・・・。 


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