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2013年 10月 22日
2013/10/22
  日記:

   母が風邪気味、少し熱っぽい。 ここ数日寒い日と温かい日とが交互に来たのが負担に
  なったのでしょう。足が冷たいと言うので電気毛布を出して使用する。ぐっすり寝られた様で
  収まってきたようです。食事のたびに誤飲をするので熱がでると肺炎が心配になります。
  

   6V6ULppの製作を続けています。

  初段と位相反転段、ヒーターバイアス回路を組み込みました。あまり綺麗に配線出来ていませんが
  一応負帰還を掛けられる所まで進んだので、通電してみました。各部の電圧を測ってみると・・・!
  1ch側の反転段、プレート電圧が予想よりかなり低くなっています。先ずは球(かなり古いです )を
  交換して様子をみましたが、どうも球ではありませんでした。残りは配線の間違いか ? ハンダか?

  一服しながら良く見ると、反転段のプレート側の47Kオームの取り付け位置を間違えていました。
  実体図も間違え、失敗です。正しい位置は写真と回路図を見てください。正しい電圧値は180V
  程度、カソード側は125V程度となりました。(球はT7のパラレル)初段のカソードは2.71V程度です。

  出力段は前回と同程度、ヒーターのバイアス電圧値は73V、ちょっと高めなので落とすかも・・・。
  これはSRPP段に用いる12AT7のヒーター・カソード間耐圧が100Vのため、SRPPの上段のカソード
  電圧(125V程度)がこの値を越してくるため下駄を履かせているわけです。

  部品はデールのNS-2B、東京光音電波のRD14A 2H、サンヨーのOSコン、などを多用しました。
  反転段の47Kオームは海神無線でRD14A 2Hの売り切れにより交代してきたカーボン抵抗です。
  これはご主人の選択を信用しましたが、私自身は確かめていません。

  これで負帰還をかけられる状態まで漕ぎ着けた事になりますが、先ずは音を聴けるわけですから
  早速ラインに入れて、SACDのモーツァルトの38番、クレンペラー盤を視聴しました。

  音の感じですが、一聴普通。かなり整った感じです。曲が進むとより普通になってきました。
  清潔感があり、変な音はしません。ハム音は少しあります。実測してみると、1CH、2Ch共に
  3.7mV前後、負帰還をかける事を前提としているのでこんなモノかな・・・。ちなみに
  ハム音の周波数を測ったら49.99Hzでしたから、リップルが出ているので、もう少し電源の
  コンデンサー容量を増やしたら良いかもしれません。ただ視聴の邪魔にはなりません。
  周波数的には、無帰還なのでさすがに低音がブーミー気味、高音も荒れる時もありますが
  嫌味な音はしませんでした。あと左右の分離がたいへん良いです。とくに低音の分離は
  差動アンプ並です。また音量を変化させても音質の変化は感じられませんでした。音像が
  前後する感じもまったくありません。人の声を聴いてみました。シミオナートとデル・モナコ
  のアリアです。歌詞がとても良く分かります。声が割れてきません。6V6ULppの音質は
  気品を感じさせる所があり、かなり優秀です。良い球ですね。低音が特に薄いとも思えません。
  もう少しヒーターが光ると見栄えするのですが。
  非常に小さい微妙な音は出ていないので、負帰還をかけるのが楽しみになりました。
  T7のかわりにZ7があるので差してみましたが、音が変わります。こちらのヒーター耐圧は200V
  です。

  ラインに結線した時に気になったのですが、出力端子の位置が左右逆になってしまっています。
  これは内部の配置の流れからそうなっている訳ですが、やはりいざ付ける時になると変な感じ
  になってしまいます。第一間違い安いですね。これは直す事にしました。1BOXカーのスライド
  ドァーのハンドルも開く方向に引くモノと逆のモノとあるからな・・・・ ?
     
   初段部などの写真と慣らし運転中の写真を上げておきます。47Kの位置は修正済み、OUTは
  まだです。PTの隣のラグはヒーターバイアス部です。


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by artist-mi | 2013-10-22 11:52 | 6v6ULppアンプ | Comments(0)


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