日記:
ラジオの調子が悪いそうです、早速修理です。
ラジオは昭和29年製のナナオラ6S-12 5球スーパー ST管のモノ。
症状はチューニング・ダイヤルを右に回すと音が出ず、左に回すと元通りに使える
との仰せです。
後ろの扉を開けてみると、バリコン(アルミ版の羽が何枚も並ん回る仕掛け)。の取り付け
ゴムが劣化してしまって、シャーシーとぶつかっておりました。バリコンの上のコイル
からの配線のハンダ付けが外れかけて居ります。 先ずは裏のビスを弛めバリコンを下ろし
綺麗に清掃、ベアリングにはシリコン系のグリスを少しさしておきました。羽がぶつかる
所もなく完動しています。グロメット・ゴムを探してどうにか組み入れました。
糸かけが難しいので、記録を取っておきました。裏側もお掃除、裸の編み線のアース母線が
とても痛んでいたので交換、ペーパー・コンデンサーも手持ちのERO製フィルム・
コンデンサーに全部交換、古いL型抵抗もテスターで数値をチェックし、誤差の多い
二つを交換・・・・。
パイロット用の豆球を支えるグロメットが痛んでいましたが、手持ちが無く今回はビニール
テープで応急処置をしておきました。木製の箱に割れが入っていましたが、接着材をながし
これも応急手当。本格的な修理は次ぎの機会に・・・!
古くても、ちゃんと正常に受信しています。しかしPTやOPTは絶縁が心配ですね。
こんなPTなどは秋葉原にまだあるのかな~?? 作業中の写真を上げておきます。
(古いバリコンが固いからとCRC556などを吹いてはいけません、数値が狂ってきます)。
今日のデジタルタブローの練習は↓です。
今夜の一曲。
Eglise Gutiérrez - Bell aria - Lakme