2018年 09月 19日
2018/09/19

 日記:

  カートリッジをいろいろ交換してアナログ盤を再生しておりました。

   CDなどのデジタル方法の再生が普通になったこの頃の環境からすると、アナログはソースが
  レコードが主で、どうしてもカートリッジの使用が避けられません、手軽ですからね。
  テープも良いとは思いますが、なかなかソースが少ないのですし、デッキが高価です。

  レコード再生のネックはターンテーブルやカートリッジなど使用機器によって音質がかなり
  異なる事です。デジタルはそれ程違わないのですが、これはかなり不味いモノがあります。
  音作りと云う点ではノウハウ的なモノかも知れませんが、オケのアンサンブルを味あおうと
  なると無理な製品が多い様です。高い所の延びとか太い音が良いと思われてはね。

  
   MCの生産方法も昔のまゝであまり大筋では変わっていない様です。テクニカの工場を
  見学に行かせて貰った事があるのですが、生産ラインがあり各テーブルで殆んどの組み立てと
  検査が行われておりました。流れ作業ではありません。また他のメーカーでは数人で総て組み立て
  簡単な検査と包装まで行っておりました。感覚を頼りに組み立てる感じですね。
  その頃からすると、現代はかなりいろいろな性能のチョックも可能なのではと思いますが
  そんなデーターは見たことがありません。
   カートリッジは信号の変換機なのですから、その正確さや能率をデーター化して欲しいのです。
  例えば、レコードの信号の再生特性など、一つのカーブで終わらせるので無く、信号の大きさを
  いろいろ変えて計ったデーターなどが見たいのです。ダイナミック・コンプライアンスなども
  100Hzのみでなく、1KHzや5KHzも測ったらよりそのカートリッジの特性が明らかになると思います。
  出力バランスも1dB誤差では少しゆる過ぎでしょう。負荷抵抗もいろいろな値で試したデーターが
  有ればとも思います。アームの動作感度や針圧なども基準を定めた方法が決められれば使う方は
  たいへんに有り難い。針圧が変われば再生特性も勿論変わるわけです。
  針圧は各々のカートリッジ個体に最適な値があるはずでそれは明記されるべきです。
  事実、テクニカの最新の製品では個々のカートリッジの最適針圧が明記されているそうです。

  我が家では例えばこの前購入したDENONのDL103Rの針圧を最適針圧の範囲内で聴き比べてみると
  2.2gでは高音が伸びて華やいだ感じで、セパレーションが広く聴こえ、定位はあまい様に聴こえ
  音量感は大き目、重めいっぱいの2.8gでは高域は抑え気味、セパレーションは軽い方より狭目
  定位は非常に安定、ティンパニーも締まって聴こえます。SACDに大変近い感じの音は2.4g位で
  これがたいへん良好に思えました。(ソースはモーツァルトの24番のPfコン、ハスキルの1960年
  録音。レコードは日フィリップスPL-1302 SACDはUCGD9014 シングルレィヤー)(機械は
  アーム テクニカAT1501Ⅳ モーターはガラード401、 SACDはDENON DCD1650RE
  アンプはEL34pp 全段差動定電流動作 その他、SPはウィーンのハイドン)。
  

   そう考えるとデジタルの方が安定した試聴環境の様ですが、良質盤に当たり、其れなりに
  配慮した環境だと素晴らしい再生が出来ますし、なんと言ってもソースの数が膨大なので
  捨てがたいところですね。価格的にはCDプレヤーよりも、アナログプレヤーの方がこの
  クラスだとだいぶお安いのも魅力的です。それに最近は少し性能も良くなっていますね。

    今夜の一曲。

     モーツァルト ピアノ協奏曲 第24番 ハ短調クララ・ハスキル

    




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# by Artist-mi | 2018-09-19 21:34 | PCとステレオの話し | Comments(2)
2018年 09月 14日
2018/09/14

 日記:

   古いカートリッジが思いのほか良い音を聴かせてくれる事が判明したので
  ジャンク箱からさらに古いカートリッジを探してきました。
   
   スペックスのSD909
   FRのFR-1 MK2
   オルトフォンのSL15MK2
   テクニカのAT3MONO

  片っ端から聴いてみましたが、針の状態が良いものは FRとオルトフォンでした。
  もう45年位前の製品ですから、そう期待も出来ないと思いましたが、如何して
  なかなか立派な音を聴かせてくれました。特にFR-1MK2は最新のカートリッジと
  比べても解像力が高く、癖も感じられず素直で最近購入したDL103Rよりも
  再生度は高い様に感じられました。高音に僅かなピークが聴こえますが、6Nの
  103Rの抜け方より自然な感じでテクニカのAT-OC9/Ⅲの行き方に近い様に聴こえます。
  特に内声部のセパレーションと解像度は見事です。惜しむらくは感度が低い事ですが
  現状のプリとトランスが低雑音なので使用に耐えています。オケやクァルケットでも
  歪を感じられません。

  オルトフォンのSL15MK2は少し鉄の音を感じます。定位は良好でしたが、少し滲む
  様な音がしました。帯域もそんなに広くなく、むしろ低域重視のようです。
  メリハリが効いた音とでも言うのでしょうか。少し古臭い音にも思えます。

  FRは米ADCのシェルに取り付け、純銀のリッツ線で配線しました。リード端子が無いので
  ハンダ付けをしました。シェル側は銀入りの無鉛、カートリッジ側は内部で外れない
  ために有鉛の銀入りハンダを使っています。かなり肩が凝りました。これは勧められ
  ませんね。白いのは信越の電子用シリコンシール材です。

  FRと言う会社は今はないですが、生き残っていれば随分良い製品を
  作っていた事でしょう。残念しごくです。

  写真を上げて置きます。
  レコードは英エンジェル盤、中袋の端が木製の丸棒になっています。出し入れが
  大変楽な作りで、これも復活して欲しいモノです。

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# by Artist-mi | 2018-09-14 20:24 | Comments(0)
2018年 09月 09日
2018/09/09

 日記:

   レコードを聴く事が多くなりました。新しいカートリッジを入れたのが切っ掛かけですが
  この数年続けて来た再生装置改修による進歩が大きな理由であります。レコードと同じ録音のSACD
  再生が殆んど同じに聴こえています。レコードの方は摩擦によるノイズが少し入るのと内周でレンジが
  苦しくなるのはしょうがないのですが、それによる違和感はさして感じられません。
  CDの方は何と言ってもノイズが少ないので微小音の再生が可能です。
  お互いそれなりに良い状態です。アンプ側が良いので針も真面に生るわけです。

   そんな訳で、昔使った針(針の摩耗でリタイアしたカートリッジ)も実はアンプが変な音を出して
  いたのではないかと思い至る様になりました。実際ビッていたとしても、過度にアンプ側でそれを
  強調してしまっていたのでは ?

   ジャンク箱にはデンオンのDL-302とDL311LCが保存されていました。乾燥材を入れて暗冷な場所に
  入れて置いたのですが何しろ古いので・・・・・、ダンパーゴムなどがヘタッタリ、端子が腐食して
  不能になっているかも知れませんが、余りもののシェルに取り付けました。
  特に302の方は1987年から90年11月3日までの使用でかなり使っていないのでした。これは次の311LCに
  交代した為に下したようです。311はその後針交換をし手持ちの311は97年1月からの運用でした。
  おそらく103LCⅡを多用したため、これも使っていません。302から311への交代の理由は、この頃
  新型の無酸素銅のコイルが開発され、かなり評判が良かったせいで試したと云う所です。

   さて、302、311の各部をクリーニングしてセット、試して見ると・・・。ダンパーは無事でした。

  針そのものはあまり摩耗を感じません、・・・・・ラッキーです。
  レンジそのものはかなり広い感じ。  
  302は高音部に特長がある響きを感じます、鉄の響きに近い感じでエコー感もあります。こう云う音は
  今時はあまり無いですね。この響きは無い方が現実的と思いますが聴いていて綺麗な音の感じに
  思えるかも知れません。人の声はお風呂で気分よく歌う感じが少ししています。

   これらのカートリッジは軽針圧型のグループに入っているのでしょう、針圧は1.4gから1.5gで
  ダイナミックコンプライアンスは14・・・もあります。302がウェットなら311LCはドライな音に
  聴こえます。1.4gは我が家では一番軽い。311LCⅡは現用になりそうですが302は少し無理な
  音色で弦楽器には向いていない様です。311も新しいモノと比べると微細音にやゃ不足を感じます。

  試聴したレコードと各々の仕様。シェルに装着した二台の写真を上げておきます。

  プラハのハイドンは知的な素晴らしい名演ですぞ。


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# by Artist-mi | 2018-09-09 21:11 | Comments(0)
2018年 09月 06日
2018/09/06

 日記:

   新しいレコード針(カートリッジ)を買いました。

  普段使いの針はデノンのDL-103LCⅡでした。1991年の5月に二つ購入しヘッドシェル(指掛け板)を
  テクニカの銀色のAT-LH13/OCC付、もう一つは同等の特製の黒いモノに付けていました。黒い方は
  レコード盤は普通黒いので針をおとす時どうも見にくいためか銀色の方を使用する事が多い様です。

  使用が多いので其方の針が摩耗してしまい、とうとう新品に交代の時期になりました。新しいのは
  デノンの103Rです。最新式とはやはり行きませんが、もう丸針で手軽なのは此れ位しか残って
  いません。昔よりかなり高価なのは痛いです。音はちょっと脚色的な所もありますが大変美しい
  音を聴かせてくれました。今年の冬に買ったテクニカのAT-OC9/Ⅲよりは現実的ではないですが
  かなり良い音質で広がりも豊でした。レコード本来の音はATOC9の方なのでしょうが103Rは
  なかなか美人なのです。オケをやっている人でも何方もOKに聴こえます。103Rは結構練れた音に
  まとまったと思えました。

  残った黒いシェルの方は埃をレンズブラシで払い、針先を綿棒にエタノールを付けて清掃、
  リード線のコネクターをラジオペンチで締め直し、端子を少し磨いておきました。これは
  まだ使えそうです。

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  さて、針の摩耗は皆さんどの様に判断していらっしゃいますか ? 
  私は音溝のトレース状態で判断しています。と言っても大きい音の所で音が破れるか、破れた所で
  他の楽器がちゃんと鳴っているか、いないかなどです。破れる所は大抵は音溝そのものが、ゴミや
  減ってしまった針の使用などで壊れている場合も多いのですが、内声部はそれなりに針の状態が
  良いと再生されるモノなのです。摩耗した針の時は崩れて出て来ない様になります。その度合いが
  我慢して居られればOK、居られなければ交換しています。針先にゴミが付いた時などの場合も
  ありますので使用時は少し気を使っています。ゴミと摩耗は慣れば聞き分けられる様になります。
  ゴミの場合は弱音も滲んだ様な感じに聴こえます。

  針先はダイヤモンドなので、とても硬くそう摩耗しないはずなのですが、レコードとの摩擦熱で
  かなり損傷が起こると言われています。針先の形体で接触する面積が異なり丸針はその点でも
  広めで摩耗し難い方なのが、103LCⅡが長持ちする理由に思えます。楕円針の軽針圧型よりは
  はるかに長寿命なのは確かでしょう。103Rにはもう10年頑張ってもらいたいこの頃です。
  新しい103RはLC/Ⅱよりもかなり音質が上がっていますが、ケースや説明書が簡略化されて
  いました。会社自体もリーマンショック以後統合化されていて、これからも103系が長く
  販売されて行くか気にかかる所です。レコードの販売も少し戻って来たのでぜひ生き残って
  頂きたいですね。


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     DENONレコード針製作~その1~ 4まであります。

      






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# by Artist-mi | 2018-09-06 20:44 | PCとステレオの話し | Comments(0)
2018年 08月 05日
2018/08/05

 日記:

  12BH7Appモノ専用アンプ、その後。

   暑い毎日が続くのは、アンプのテストランには丁度良い具合です。
  友人の久しぶりで来宅したので、このアンプの音を聴いてもらいました。

  まとまりがありバランス的にも破たんが無い聴きやすい音だそうです。1.7W程度の
  出力にしては非力感は感じられないそうです。
  小生としては気を良くしています。雑音も全くありません。

  欠点としては、他のアンプと比べると精緻な表現に物足りなさを感じる所ですか!
  これは、出力段の共通カソード抵抗に3Wの酸化金属皮膜抵抗を手持ちの関係から
  使用した為と経験から推測しました。酸化金属皮膜にすると、低域が太く感じることや
  響きが豊になる事、高域では細かい音は少し大まかに表現され、聞き流すには苦に
  ならない普通の音になるようです。

  結局、510オームの酸化金属皮膜の抵抗は東京光音電波の金属皮膜RN75Eに交換しました。
  精緻さは大いに改善されています。弦楽器の高い所の滑らかさ、会場の雰囲気感、
  人の声の子音の明確さなどが良くなっています。低音部に関しては、厚みが減少した感じ
  盤によってはボォリュウム感が少なくなったとも聴こえます。ただ低音自体は下に
  のびていて、音階が明確に出て来ます。ティンパニーの締りも良くなっています。

   テストに使用したソースを上げおきます。

    ハイドンのハープシュコード協奏曲 ランドフスカ MonoLP
    モーツァルトの弦楽五重奏 K515 プロアルテ  SP4枚組 

    ジャクリーヌ フランソワ マドモァゼル ド パリ  MonoLP
    バルナバス・フォン・ゲッツィ 碧空 SP JA810A
    リベルタ ラマルケ インスピレシォン  SP

    シューマン チェロ協奏曲  カザルス マルボロ  MonoLP
    サンサーンス 第5ピアノ協奏曲  タリアフェロ  MonoLP

    Dire Straits Sultans of swing CD

  使用カートリッジ  テクニカ 青いボディーのAT33MONO、ATMONO/SP。

    
  簡単な夏用モノ専用アンプを使うのは、なかなか粋な時間が過ごせます。
  現物の下のレコードが雑音はありますが、スタジオ録音の音で再生されるのです。
  かなり感動しますよ。


   今夜の一曲。

    「碧空」 Barnabas von Géczy
 
 


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# by Artist-mi | 2018-08-05 15:36 | PCとステレオの話し | Comments(0)