2019年 02月 11日
2019/02/11

  日記:

   
   レコードプレヤーの手当ても取り敢えず付きましたので早速SP用のプリアンプの試聴を
  始めました。

   カートリッジはテクニカのAT-MONO3/SPを使用しました。トランスはデンオンのAU-300LCを
  取り敢えずつけました。これはシールドも良く、LC-OFCを使っています。

   アームにセットしいろいろ針圧を掛けてみました。仕様では3.0gから7.0gで5.0gが標準と
  あります。振幅の広い所を試聴してみて4.5gで良好な再生を確認しました。思っていたより
  軽いですね。もっと重い方がと思っておりました。問題なのはインサイドキャンセラーを
  どの位に設定するかです。偏ると簡単にトレースが不安定になってしまいました。78回転で
  透明のプラ盤(ターンテーブル保護のため箱に同封してあったモノ)を乗せ、針を落とし
  横滑りしない様な値を見つけたところ2.5前後の目盛りでした。回転が速いと33回転の時とは
  少なくなるようです。

   SP盤は洗剤(マイペット)で良く洗い、水で濯ぎ乾燥させてみましたが一回聴くと針先に
  少し灰色のゴミがまだ付きました。もっと徹底的に洗うべきなのか、それ程清掃する必要が
  あるのか、難しい判断ですが、音としては変わったようには私には聴こえませんでした。
  この灰色の粉の様なゴミは、「いぼた」と言うモノではないかと思います。昔針が良く滑ると
  云うことで盤面に刀の打ち粉の様にたたき、拭き取ったカスのようです。もともとは虫の巣
  から取った木蝋らしく漢方薬局に良くあった様です。これを売り出したとか・・・。
  新品のSPには必要ないものです。ゴミは付属のブラシで前側に掃えば簡単にとれます。

  
   試聴したレコードは日本ビクターのクライスラー・バルビローニ・ロンドンのブラームスの
  ヴァイオリン・コンチェルトと日本コロンビアのワルター・ウィーンフィルのモーツァルトの
  41番の交響曲です。あとはまだ洗っていないので。

   
   プリの音質はたいへん良好でした。バラックで組んだモノよりしっかりした音です。まだ
  エージングが全然足りないのですが、聴き入ってしまいます。サイティーションのⅠ型より
  良い音に聴こえました。アームのトレース性能も大変優秀でその為も大きい様です。
  カデンツォのソロの分散和音の音など非常にはっきりと明解に聴こえLP以上の音がしますし
  木管の受け渡しなど良く流れて聴こえました。ウィーンのヴァイオリンパートもキャンキャン
  云わないで、アンサンブルとして美しく再生されています。残響の奥行き感も出ています。

   一つ失敗がありました。シャーシー前面のロール・オフの数値のレタリングが反対でした。
  早速、修正して置きました。ターンオーバーの切り替えはやはり必要でワルター盤は230Hz
  クライスラー盤は500Hzがマッチしました。ロール・オフを2.4KHzにするとコンソール型の
  蓄音機の感じに近ずいて感慨が湧いてきます。4.4KHzだとLPに近い感じになります、その分
  スクラッチ・ノイズが増えて来ます。


   SPプリの電圧値を上げて置きます。回路図はバラックの試作とだいたい同じです。


  PT(春日のKmB90F)の二次側、185Vを使用。

  B電圧値 260.4V

  12AX7A 後段 プレート 176.4V  カソード 1.31V
  12AX7A 初段 プレート 118.6V  カソード 1.16V
     球の個体差がかなりあります。


  ヒーター電圧は12.52V 直流点火。電源回路はミニワッターとだいたい同じです。

   



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今夜の一曲。

Cecilia Bartoli - "Se tu m'ami"







# by Artist-mi | 2019-02-11 16:09 | SPレコード用プリの製作 | Comments(0)
2019年 02月 09日
2019/02/09

 日記: SL-1200G

  
   昼、頼んでいたレコードプレヤーが配達されました。午後は組立、セッティングで
  やっと夕方、音出しまで漕ぎつけました。プレヤーはテクニクスのSL-1200Gです。
  二月に再生産されたモノで001001の製造番号でした。

    https://www.youtube.com/watch?v=8b74JAuCUMw

    https://www.youtube.com/watch?v=hkUbtkWcyEQ

   使っていたガラードに比べると小振りでアームも短く、針先のゴミをブラシで払う時
  など、スペース的に狭い感じがします。Eとピンコードの端子も底面の奥にあるので、
  接続に手間取りました。針先を照らすLEDの照明はなかなか優れモノでした。
  老眼の小生には、もう少し明るい方が良いですね。照明の角度の問題かも知れません。
  ターンテーブルは取り付ける時などかなり重いです。仕様によると3.6Kg程でした。
  ガラードは2.5Kgでしたのでかなり重いと感じました。しっかりした作りで三層構造に
  なっています。裏面はゴムが貼ってありました。セット全体も18Kgで気を付けないと
  手首などを痛めそうです。レコード面に針をおとして、上面を手でたたいても
  スピーカーから響いた音としては出て来ませんでした。ガラードの時は出て来るのです。
  かなり期待出来そうですね。
  時間を掛けて先ずは水平も取りました。
  じっくり観察すると、レコードを載せるゴムシートの外周が少し偏心気味でした。
  これは以前のSL1200シリーズの流用の様です。手持ちのパイオニアのブチルゴム製の
  シートを後で試してみましょう。テクニクス製はレコードのラベルの所のふくらみを
  避ける様な形状になっていました。こんな所も音質に影響するのでしょうか。
  音的にはテクニクスの方がパイオニアのブチルゴムより締まって明解に聴こえました。

  アクリル製のプレヤーカバーも以前のモノの流用のようです。アームの上にある
  ドームの形状のセンターが少し偏心しています。カバーとプレヤーのトップパネル
  との隙間が少し多目でした。もっと間隔をつめて貰いたいですね。
  ストロボの回転センサーのドットがある面の工作精度も偏心し過ぎ、こんな事では
  町工場の親爺に笑われるレベル、駄目ですね。

   MCのカートリッジをアームから外して、プリのボリュームを最大にするとハム音を
  感じます。アームやボディーのアース系が何処かループになっていそうです。
  ガラードとテクニカのアームの時は出なかったのですが。カートリッジを付けて
  しまえば、このハムは消えてしまいます。この辺はアースの取り回しをいろいろ
  確かめたい所ではあります。
  新品なので鑑賞の前に30分程、33回転で慣らし運転をしてみました。


   さて、音ですが、かなり良いと思いました。ガラードしか主に使っていませんから
  あまり良くはわかりませんが、先ずとても静かな感じがします。楽器が総て浮き出て
  くるようで、皆良く鳴っている様に聴こえました。ティンパニーの音なども大変に
  しまって出てきます。低弦の動きもハッキリと鳴っています。分離が良く、音の
  たたずまいが見事に出ています。大古のガラードではやはり追いつかない音がします。
  トルク自体もこっちの方が大分多い様に思いました。クリーナーで盤を拭く時など
  でも回転の低速化は感じられませんでした。これはガラードでは無理な事ですね。
  ピアノのタッチも明快で残響の広がりと余韻がしっかり再生されたのには驚き
  ました。やはり50年の進歩は大きいかも知れません。

   全体がもう一回り大き目で、もう少しだけ長めのアームが付いていたら素晴らしいと
  思うのですが。アーム自体の作りはなかなか良い様です。ただルーレット加工の所の
  仕上げはもう少し精緻な方が良いと思いましたが、悪い加工ではありませんでした。

   もう一つ、針先の摩耗加減が音に良く出てきました。やはり新品は綺麗にトレース
  されて来ますし、また左右のセパレーションも摩耗で悪化するのが確認できました。
   また、今まで音溝の振動幅が大きく、音が割れるレコードの再生個所がありますが
  こんなモノとしての認識でしたが、今回のプレヤーはそんな個所でも音が割れる事が
  殆んど無くなってしまいました。これは何でか・・・、不思議です。
  おそらく、アーム自体が共振しているのか ?  レコード自体が変な動きをするのか ?
  音が破れないと気分は良いですね。アームの性能は抜群でトレース能力に何の心配も
  生じない。まるでCDを聴いている時のようだ。取り扱いは痛めない様十分に慎重に
  行ないたいものです。カートリッジのトレース能力よりアームのトレース能力の方が
  よほど音質に効いてくる様に聴きました。

   市販の完成品が今はなかなか良い音をだすので、自作がモットウの小生は少し
  凹みました。これでは如何のでガラードの修理と再使用化をじっくり考えたい所です。


   追記:  部屋を暖めると、ゴムシートがかなり臭ってきました。まだ新しいので・・・、
  臭いがお嫌いな方は換気が必要なようです。アクリルのカバーを開けるとかなり・・・!
 

  

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# by Artist-mi | 2019-02-09 14:12 | PCとステレオの話し | Comments(0)
2019年 02月 06日
2019/02/06


日記:

  
  どうも家内の体調が良くない、なかなか回復が進まないのです。検査、検査で
 疲れ気味、気が滅入っている様でこのままでは疲れるだけの様で気の毒になります。

 医師のペースそのままに乗っかって病院通いをしても効果は望めそうもない気が
 して・・・・・、果たして如何すべきなのか。母の方も心配があるので。
 難しい判断が続きます。


  プレヤーの方は直す暇が取れそうに無いので新品のプレヤーを入れる事にしました。
 テクニクスの昔ながらのモノのリニューアル品です。少しは性能も上がっている様で
 音がどうなるか楽しみではあります。


  気晴らしにデジタルタブローの練習を・・・・。

  1. Z=Fn1(Z); Z=Z*Z + Fn2(C)  ・・・・

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  2. Z=(CAbs2(Fn1(Z^P1)))^(Fn2(1/C))  ・・・・

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   今夜の一曲。

     Jan Lisiecki - Mendelssohn Rondo Capriccioso

      






# by Artist-mi | 2019-02-06 20:34 | Comments(0)
2019年 01月 29日
2019/01/29

 日記:

   SPレコード用プリアンプの製作を続行しています。

   如何にか完成させたのですが、電圧をチェック、オッシロで1kHzのサイン波を入れ波形を確認して
  から、イコライザーへの取り回しを配線し、音出しを急いだのですが・・・・・!

   予定アンプ、SPを配線し、SP用のカートリッジをセット、針圧を設定し、フォノモーターの回転数を
  78回転にセットした所、アイドラー部が上がって来ないのです。ツマミ回りで故障が起きてしまいました。
  結局、SPレコードは回りません。 33回転の方はどうにか回る事が出来たので、古いGR盤をセットして
  Mono用のLP針でこのプリの試聴をしてみました。イコライジィングはうまく行っていないのですが、
  ノイズ等はチェックできます。ハム音やマイクロフォニックノイズ等は全くありません。
  音質としては明解な印象、歪は感じられません。バランスはこれでは勿論無理なのですが
  残響や奥行きは期待出来そうです。まだアイドリングの段階なので本来の音ではないのですが
  かなり行けそうに思えます。

   ここまで来て78が故障で動かないとは、思わぬとこに落とし穴が・・・、ショックです。ガッカリ。
  さて、ガラードを直さなければなりませんが、もう50年も使っているので、そろそろかな ?
  

SP用プリの内部配線の模様を上げておきます。


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# by Artist-mi | 2019-01-29 18:23 | SPレコード用プリの製作 | Comments(2)
2019年 01月 25日
2019/01/25

日記:

   製作の続きです。寒いので昼間に作っていますので、なかなか進みません。部品、用具は
  作業台の上に広げっぱなしになっています。それでも中々進みません。

  
   各基盤をシャーシーに組み入れ固定しました。基盤とシャーシーとの隙間を確保するため
  ナットをスペーサー代わりにしています。組み入れるとヒーター直流化基盤はもう少しトランスの
  方に寄せた方が良かったようです。又、電源SWももう1cmほど離れた方が良かったようです。
  球のヒーターの規格を思い違いしてしまったので、セメント抵抗の値が大きく違っていました。
  正しくは始めが10オーム、次は1.2オームです。実測しますと、AC電源電圧が101.9Vの時、12.67V
  AC100Vの時は12.43Vに相当します。通常我が家ではACが高めなので、この抵抗値にしました。
  その時のLEDの減圧抵抗値は3.3Kオームにしました。少し明るめの方です。

   DC側の配線もツィストさせていますが、その必要は無いでしょう。線材が中でふらふら踊らない
  様にする為にしています。行って帰るわけですから少しは益しでしょうか。AC系は青色のコード
  アースは紫色と透明な被覆のコードを使いました。黒の手持ちが少ないのです。
  ソケットのセンターピンはヒーターのマイナス側でアースしています。

  
   写真を上げておきます。

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   今夜の一曲。

      Accordion friends
      
         




# by Artist-mi | 2019-01-25 20:08 | SPレコード用プリの製作 | Comments(0)