カテゴリ:額装など、( 24 )

2010年 11月 26日
2010/11/26
 日記:

   額装を続けています。

  マットに作品を取り付け、額に入れて封印をしました。
  ネームプレートなどを貼り、吊り紐を付けて包装して箱にいれます。

  吊り紐は、兎に角しっかり縛ります。 
  一応、一本の紐を用いますが、左右にそれぞれ付けて、計二本用いる方法もあります。
  万が一の時は二本の方が安全なのですが、しっかりした紐を使えば一本でも良いでしょう。

    今回用いた、紐の縛り方を上げておきます。

  白いビニロン製の8号(8mm)の丸を使いました。
  額裏の鉄製の吊り下げ金具(加重10Kg程度)に紐を通し、たわまない様に張って、下紐を
  通した固結びを先ずはします。 結び目は端の方によせます。

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   次に蝶結びをします。

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   一方の紐を引き抜きます。 必要なら余って長い方を合わせる位にカットします。

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    さて、次作の額はこれです。
     三角縁の木地仕上げのものです。 幅は30mm 昔からある定番商品です。
     どことなく大らかなのが私の好みです。
     角の所に補強材(所謂、ビスケットジョイナー)を使った高級なモノです。
     (補強無しのモノでも結構強いので、普通はこっちのモノでも良いでしょう)。

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     今夜の一曲。

       Chamber Orchestra Kremlin / Mendelssohn Octet, 1st mov.

           
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by artist-mi | 2010-11-26 20:24 | 額装など、 | Comments(4)
2010年 11月 24日
2010/11/24
 日記:

   額装をしておりました。

  マットにほんの少し汚れがあり、どうするか?  躊躇っていたのですが仕事を進めないと・・・・!

  汚れは手紋の様でもあり、あまり目立たないのですがこんな具合です。

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  消しゴムで試みてみます、決して擦ってはいけませんぞ! テリが残りますし。  用具は取りあえずこれ。

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  下ろし金の細かい方で消しゴムを粉にします。

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  汚れの箇所に多めに振りまき、柔らかい筆でそっと擦ります。いろいろな方向から。

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  少し消しゴムの粉が汚れて来ました。完全には落ちませんが少しはましかな~。

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  消しゴムのカスを良く取り、額に入れてみました。可愛い額でしょ~。 樹脂製です。

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    もし、お持ちの額の内部が汚れたりした時は、この方法をお試し下さい。
    明日も天気が良いようで仕事が進みそう。 春季展用です。
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by artist-mi | 2010-11-24 18:15 | 額装など、 | Comments(2)
2008年 07月 31日
674.2008/07/31

  今回の仮額 2:

    二日掛け、カットと塗装をしていました。

   カットは今回、マイターボックスは使わず、三角定規を使用し
   現物合わせで胴付きノコでカット。細かい所は平の木工用ヤスリを
   多用して、ともかく合わせてしまいました。

   出来上がったモノの長さを上下、左右で合わせてみると、幾分
   違いが出ていますし、かなり隙間もあります。

   下塗りに赤のオイルステインを全体に塗り、次に青を気持ち
   一舐めさせて、布でふき取ってから乾燥させます。
   乾燥時の状態。
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   一晩のち、細かめのサンドペーパー(兄貴)を掛けて、かなりの
   赤色を剥がしてしまい、白のラッカースプレーを軽く吹きました。
   地色の赤が、うすく透けて見えます。

   変化を付ける様、ディープレッド、ブルーのラッカーを極く軽く
   スプレー、またサンドペーパーで磨ぎ、調子を整えます。
   部分的には色味が偏った様にしてみました。銀色の様にも
   見えています。
   
   この段階で絵の所に持って行き、色味の相性を確認して置きます。

   今回は重く感じたので、もう一度、ごく軽く白をスプレーしました。

   OKと成ったら、上塗りに透明ラッカーをスプレーし、その後に
   つや消しの透明ラッカーをスプレーしました。
   完成した塗装の状態、ストロボを焚かない写真も見て下さい。
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    暑い日が続きますので、涼しげなスキンにちょっと変身しました。
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by artist-mi | 2008-07-31 20:42 | 額装など、 | Comments(2)
2008年 07月 28日
673.2008/07/28
今回の仮額:

   仮額の材料のお話。
  作品にもよりますが、画面の保護、他の人の絵を痛めない為、
  展示のし易さなどから、仮額を付ける方が良いでしょう。
  会では、昔は付ける事となっていましたが、この頃は作者の
  意図を尊重している様です。私の作品は紙なので額装が必要です。
  額の幅は5cm以内とのきまりです。

   今回も縁は建物の内装用の飾り縁を利用しました。額の本来的
  意味からも、壁などの飾り縁を利用するのは妥当な事でしょう。

  買ってきたのはこれです。
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  輸入のパイン材の製品で、一本、1278円でした。
   長さ、 182cm
   幅、   3cm

   内側のLのサイズは2cm、1.5cmとなっています。

  以前使った、杉材より硬く、反りも少なく、硬質なので良好の
  様です。ただ塗料の吸い込み具合は少ない様です。
  購入の時は、木の色合い、傷、反り、割れなどを注意して選別
  してみて下さい。

  ラベルなどを剥がし、糊や汚れをラッカーシンナーで綺麗にして
  おきました。
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by artist-mi | 2008-07-28 18:01 | 額装など、 | Comments(8)
2007年 05月 24日
368.2007/5/24
 収納箱の製作。

  額を仕舞っておく時の保護などに、収納箱を作りました。

  材料は0.6mm厚の板目紙を使用しました、色は白です。
  接着はボンド、デバイダーやクリップなども使いました。

  最初のプランでは、箱の上蓋を閉め、さらに扉を閉めて紐で結ぶ
  様なモノを考え、↓を作りましたが、失敗してしまいました。
  板目紙は折り曲げし安い方向と、曲がり難い方向があり、難しい
  角の方の表が破れぎみとなり、見難くなってしまいました。
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  次のプランは、ごく普通の被せ箱にしました。上箱には、作品の
  イメージを薄く印刷しています。これはプリンターの厚紙印刷を
  使いました。作品票を前面と側面にカラーを合わせて貼ります。
  箱はマットのクリヤーラッカーを軽く表面にスプレーしています。

  上箱は普通の箱より、少しきつめの感じで、側面も深めに作り
  保護を優先します。↓ 出来上がりはこんな感じです。
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  作品を入れる時は、ホワイトポーリン紙で包み箱に入れます。
  前面のガラスの凹みの場所はプチパチシートでガードしますが
  ポーリン紙の上に置いています。ビニールで直接包むと、跡が
  付きやすいので注意して下さい。

  これで終わりと言う事になります。個展などのために、暫く
  保存状態となります。
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  今日(24日)の蔓薔薇(ピース)の状況です。一輪咲きかけては
  おりますが、まだまだです。今春は生育が遅れていて、葉っぱも
  小さめですが、花色は良く出ています。
  はたして満開はいつ頃でしょう。
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by artist-mi | 2007-05-24 20:03 | 額装など、 | Comments(2)
2007年 05月 20日
366.2007/5/20
 額の裏面の仕上げです。

  快晴となり、湿度も下がって密閉には絶好の日よりとなりました。
 午前中は庭の手入れを手伝い午後を待ちます。

  PS.いいニュースがありました。リンクを頂いている「何時か何処かで・・・」
   私の展覧会。さんが自作を展覧会に出品されます。詳しい情報は
   ここをご覧下さい。 

 (今日のベット仕立ての蔓のピースの具合はこんな所です)
 (蕾の径は20~25mm程です)
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それでは、始めましよう。
用具のいろいろ。
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  封紙を貼った状態、糊は普通のボンドを使用、豚の12号の平筆
 を使って封紙の裏と額裏にボンドを塗ります。封紙の方は少し伸びる
 時間を考えて。30秒程間を置いてから貼り付けます。
 封紙の幅は30mm程取ってみました。ブロアーは内部のゴミを飛ばします。
 筆は使用後、マルセル石鹸などで手早く洗ってしまいます。
 裏板が額の裏面より1mm程盛り上がっていますが、段を作って、
 貼りました。

空気穴を少し残す。
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  額裏の横の下側に封紙を貼らない所を作り、内部の湿気を出す
 事が出来るようにしておきます。実際は3mm程です。
 ほんの少し空気の行き来が出来る方が良い様に思いました、長い
 間の状態を見ると作品の弛みを戻ためには良い様です。

金具を用意。
f0080162_18322913.jpg

 裏板を強く閉める、トンボ(18mmのモノ)一個5円、ビス付き。
 裏板の段差を埋めるための、ワッシャー、スプリングワッシャー
                         各、4組
 吊り下げ金具、(8.5mmのモノ)一個13円、ビス付き。
                         各、2組
 を用意します。私はなるべく、ビスはステンレス製を選んでいます。

取り付けてみました。
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  取り付けます。プラスの一番のドライバーを使用、錐で下穴を軽く
 開けて置きます。吊り下げ金具は上より3分の1の所より少し上の
 所に付けます。今回は60mmにしました。

作品票を付けます。
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  作品票を付けます。題名、制作日、制作者名を書きます。
 プリンターの名刺印刷を使用しています。
 必ず、個人を特定出来るよう、手書きのサインを書き入れておき
 ます。このへんは好みで自分で刻んだ印鑑なども面白いでしょう。
 勿論、両方でも良いです。

壁にかけて。
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  乾燥したところで、実際に壁に架かけてみます。上手く架かって
 いるか、前屈みになりすぎないか、注意します。紐は平織りの専用
 のモノや、重い場合はステンレスのワイヤーを使用します。
 これで、完成です。室内は少し暗いので、アクリルガラスにした効果が
 顕著にでます。

  次は、この額を入れておく保存箱を作ります。
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by artist-mi | 2007-05-20 18:42 | 額装など、 | Comments(12)
2007年 05月 14日
362.2007/5/14
額装の続きをしています。

  晴天の良い日で、額装には空気が乾燥していて絶好です。

  カットが終わったマットに作品を付けます。

  作品の基底材は、この場合MCマット紙ですので、しっかりした
  平面性があり、問題はありません。

  薄く柔らかい用紙に描かれていたり、ポスターの様に巻かれている
  場合は、保持する厚紙などを用意したりします。(イラスト・ボード
  などを利用すると良いでしょう)

  作品は湿気などで、若干縮んだり、伸びたりしますので、今回は
  額の中で上側のみを固定し、釣った状態にする事にしました。
  
  額のアゴにより動きが不自由だと拙いので、架からない様に
  作品の外形を、その分小さくカットします。(今回は6mm程)
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  マットの裏に作品を貼ります。糊はいわゆる、ヤマト糊で外す
  時に簡単に剥がれる事が必要です。
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  薄紙を用い、作品の上部を糊付けします。紙はポケット辞書の紙を
  使いました。薄く、強く、中性紙である必要があります。
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  乾いて、完成した状態。
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  部品を並べると。
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  右から、マットに付けた作品。
  作品と同じ用紙、真白い紙の必要があります。
  厚紙、プリント用紙と共に入っていたモノを使用。
  裏板、以前ご説明した2mmラワン合板、塗装済み。
  上段は、
  額。
  アクリルガラス。

  作品を貼り付けたマットに、真白い紙と厚紙を糊付けします。
  四隅と上下、左右に少しヤマト糊を楊枝などを用い接着します。
  大きさはマットと同じ大きさです。重しを載せ固定して乾燥させます。
  これで、全部が一体化する事になります。(裏にサインと日付を書き
  入れておきました)

  次に、今回はマットの表面下側に入れる、ネームを印刷します。
  字体や色、サイズを工夫して、いろいろ作ってみました。
  お遊びですが、結構楽しいです。
  これなどは好みの問題ですが、変なモノにならない様にします。

  裏面の封をする、封紙も作ります。紙の表面に題名とネームを
  印刷してみました。この辺はまったく好みの問題となります。
f0080162_18424131.jpg

  次回は、これらを組み立てて行きます。

                       それでは!
  
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by artist-mi | 2007-05-14 18:59 | 額装など、 | Comments(2)
2007年 05月 11日
359.2007/5/11
 スペーサーの貼り付け。

   額裏のアゴの部分にスペーサー(仮名称、名前はないと思われます)を
  貼り付けます。これは前面ガラスと縁との密閉性を少しでも上げるため
  です。薄い紙をLの字に折り、内側面にボンドで軽く貼り付けています。
  紙はトレーシングペーパーを今回使いましたが、少し酸性ですので、辞書
  の紙を使ったりしています。額の精度がとても良好なら、付けなくても
  良い場合もあります。4月25日の図を参考にして下さい。
f0080162_18242375.jpg

  今回は6mm幅にカットし2mmと4mmに折りました。2mmの方が
  側面になります。
f0080162_182501.jpg

  角の所の具合、隙間がなるべく無い様にします。

  ガラスを装着して、密着の具合を診ます。
f0080162_1826964.jpg

  良くボンドが乾燥するまで、置いておきます。
  今日はここまでです。
 
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by artist-mi | 2007-05-11 18:28 | 額装など、 | Comments(2)
2007年 05月 09日
358.2007/5/09
 マットのカット、その実際。

   本職がマットを切り抜くには、今はレーザーカッターを使う様ですが、
  昔は裁ち包丁と木製の定規で職人技でカットしていた様ですが、
  素人には難しい技術です。
  私の場合はオレファのマットカッターを使っていますが、それでも
  かなりコツがいります。替え刃は一枚のカットに一回交換しています。
  材料と用具はこんなモノです。
f0080162_21123438.jpg

   定規に付いている黒いモノはゴムの薄板を貼って滑り止めにしているモノで
   カッターに付いてきました。
   上のラワン合板は3mmで下敷きにします。ゴムシートは沈むので不可です。
   紙はマットを保護するため、クランプは固定用です。
   マット紙はイラストレーションボード2mmケント紙で代用します。カット面
   が白くありませんので、ジェッソを筆で塗りました。
   先ず、マットの裏面に切り抜きの大きさと、それより5mm外側にガイド線を
   6H鉛筆で正確に引きます。
   実際には、この線の所まで刃が入る事になります。
   薄いマットの時は、その間隔が短くなります。
f0080162_21163164.jpg

   カットの実行はこんな感じです。コツはいっぺんにカットしないで、何回も
   カッターを往復させる事です。マット専用紙はとても堅いので30回位で
   カットすると綺麗に出来ます。絶対に4~5回でやらない事です。切って
   切れない事は有りませんが、失敗も多くなります。
f0080162_21215116.jpg

   実際の刃先はこんな感じです。
f0080162_21224519.jpg

   出来上がり、カット面をジェッソで白く塗り、作品の上に置いた所です。
f0080162_2123276.jpg

   失敗しています。角が上手く切れていません。少しですが拙いです。
f0080162_21245980.jpg

   もう一枚探しだして、再度カットしました。今度は間に青い線が入った本物のマット紙で2mm厚です。かなり堅い感じで切りにくいモノです。
f0080162_2127059.jpg

f0080162_2128978.jpg
   外側もカットします、此処で失敗すると大変なので、慎重にします。
   下側の余白を上より、多めにしています。

   完成したマットを額に、アクリルガラスと共にセットした所です。
   サイズが微妙に大きくて入らない時は、400番のサンドペーハーと当て木を
   使い、マットの側面を慎重に削って入れます。
f0080162_21315331.jpg

   どうにか、上手くセット出来た様です。
   マットのカットはこんな具合にして居ります。午後の時間で一枚が
   やっとでした。
   
   ぶっつけ本番でなく、端の所で試し切りをして、具合を見つけて下さい。
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by artist-mi | 2007-05-09 21:36 | 額装など、 | Comments(7)
2007年 04月 25日
348.2007/4/25
 日記:
    夜半よりの雨は午後には止み、日が射し出して若葉が美しい夕方
   です。
   すっかり春めいて来ました。

   さて、額の制作と行きたいのですが、次のマットの切り抜きにはすこし
   湿度があり過ぎで、いまいち気乗りしません。

   そんな事で、額の断面を示し、全体の作業の状態を把握できる様に、
   したいと思います。
f0080162_20325748.gif

   前面のガラスは今回は2mmのアクリル板を使います。

   スペーサー?は普通は無いのですが、オランダの美術館の修復室で
   紙の作品などに行われているモノです。
   額とガラス板との僅かな隙間からゴミが入るのを防止するためと
   思われます。
   実際はごく薄い紙、デッサン紙やトレーシングペーパーなどを私は
   使っています。
   長年展示した、額をクリーニングなどのため開けると、この
   部分はかなり汚れていますので、この方法は有効に思えます。

   マットは白のモノでこれも2mm厚、断面を45度に専用カッターで切り
   抜いて使いますが、手持ちに絵と合いそうなモノが無いので、
   類似のモノを考えてみましょう。

   次は作品です、作品はマット、下地、厚紙と一体にします。
   後で、額を交換したりする事もたまにはあるので、分解可能なように
   ヤマト糊などで上の一部を固定する事にします。

   厚紙は白いモノをなるべく用い、厚さの調整も兼ねます。


   これらの紙は、なるべく中性紙を使います。特に作品と接する紙は
   必ずそうして下さい。インクジェットプリンターなどの用紙はほぼ
   使用出来ます。

   裏板は先日作ったモノで2mm厚のラワン合板に塗装をしたモノです。
   裏板の固定にはトンボを使います。 


   裏の封紙は青紙と同じ役割(ゴミ進入防止と開封の確認)で、糊で
   貼ります。
   私はデッサン額の時は、横の下を少しだけ貼らないで、初期段階での
   糊などの乾燥や湿気を逃す様にしています。

   あと、吊り下げ用の金具などをビスで付けます。

   次は制作の続行に入ります。
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by artist-mi | 2007-04-25 20:40 | 額装など、 | Comments(0)