日記:
二作目の再制作中です。カットと色入れを集中して
いました。明日は貼り付けへ進めそうです。
暑く、忙しい一日でした、 ふぅ~!
さて、今回の作品はフラクタルによる絵を三枚横に展示
して一つの作品とします。
この事が作品の主な主張を占めています。数的行為を
用いたのは、作品に過度の抒情的感情を持ち込みたくない
ためです。80~90年代にドイツの「新表現主義」の
日本版の様な抽象絵画が見られました。例えば、堀、彦坂、
三輪、館、中原、諏訪らの作品などが、私にはそう思える
のです。
これらの作品は私には装飾性の方に振り子が振れている
と感じられて、それを構成の美の側に揺り戻す為にこの方法
を私は取ってみました。
また、三枚のイメージは各々別々のイメージとして、
一つのイメージに固着してしまう事を避けてみました。全体
の構造をバランスさせるためには共通の形によるテーマを
使っています。(実は描画の設定式も同じです)
音楽で言えば、三楽章からなる協奏曲の様な構成で、テーマ
はソリストと言う感じになっています。
その事を踏まえて見ると、絵画とは云えかなりコンセプチャル
アートの香りがする作品となっていると、自分は思っています。
さて、上手く伝わるモノが出来るでしょうか。
今日のデジタルタブローの練習は↓です。