2017年 03月 05日
日記: Beniamino Gigli - Popular Songs (Past Perfect) [Full Album] ジーリの名唱です。これを聴くと声に何かギリギリと雑音が付随して聴こえるのですが お判りでしょうか。こんな雑音付きなのは古い録音のせいとか、針がビッているとか、 レコードにゴミが付着しているせいとか・・・・・。実は殆んどは再生装置が悪いのです。 この頃アンプの抵抗器をいろいろ比べていましたが、雑音が極少ないモノととても多い モノとがあり、世の中に出回っている抵抗器はかなり雑音が多いらしいと云う事が解り ました。抵抗に付くリード線が鉄製のモノなどは独特の音色が付随してきます。 独特の付随音でアンプの音作りをしている様な製品も多々見受けられますね。 ジーリの声、このギリギリ雑音が無くなると凄い美しい歌声なのが解かります。 滑らかで良くコントロールされた表情、素敵ですね。 アンプを作るなら、そうでなくては生りません。 今日のデジタルタブローの練習は↓です。
by Artist-mi
| 2017-03-05 18:02
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Comments(8)
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pfaelzerwein at 2017-03-06 03:56
「このギリギリ雑音が無くなると」 ― モノ再生装置で改善されるのが想像されます。一方、この歪み感はどこから来ているのか、若干疑問です。デジタル化されているのでわかりませんが、一つはこれは磁気録音ではなくて、光学保存されたものではないかという疑問です。戦後でもマーキュリーの初期の録音は光学録音ともありますが、元々の磁気録音のサーノイズが無いのではないかという疑問です。SP録音の復刻もデジタル処理で静かですが、これは全く針音が無いですね。1930年代?のSP録音として音質も悪く、クリップしている感じもしますがどうでしょう。
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Artist-mi at 2017-03-06 18:19
pfaelzerweinさん、こんばんは。此方は少し春の足音がしだしました。
この歪がどこから来るかは、だれも解らないのが現状ではないかと云う事が今のところマニアの考えでしょう。私がこの現象の解析に手がかりに成りそうと思うのは、物体に波動が通る時に何が起こっているのかを調べることではないかと思います。(確証なし) 分子分光学の手法でレーザーの反射光をフーリエ解析するのがありますが、今は物体の表面の振舞を多く研究対象としているそうです。これなど何か解かるかも知れません。この反応は今の物理の法則とはかなり異なるモノだと言われています。 この録音はおそらく電気吹き込みでカッターで振動を刻んでいると思います。確かに材質の摩擦音はしますね。クリップ感はかなり改善している様に聴こえます。(雑音と信号音が分離している様にです)。 光学録音は私は良く解りませんが、フィルムを現像する時にどの位の濃度で上げるかにより高音の再生周波数特性がかなり変化してしまうようです。光を受けるレンズとフィルムの設定角度誤差によっても歪が発生すると思います。テープのアジマス調整みたいな事でしょうか。 このギリギリ音はアナログ、デジタルの違いとは関わらない様にも思いました。
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pfaelzerwein at 2017-03-06 22:49
「おそらく電気吹き込みでカッターで振動を刻んでいる」 ― ということは磁気録音以前のSPのシェラック盤起こしということですね。
「物体に波動が通る時に何が起こっているのか」 ― 解析の方法の可能性はあると思いますが、録音条件が装置を含めて可成り再現できないと限度があるでしょう。条件が完全に再現できれば、どのような録音でも原音復刻再生が可能になりますね。 総体的に声が伴奏の前に完全に被さっているので、通常よりも音量的に声が張りっぱなしになっていているのは間違いないでしょう ― アナログLP最盛期の磁気録音でもダイナミックレンジを実演よりも抑えて大きめの音で録音するのがコツとされていたと聞いたことがあります。真空管の回路の飽和歪みの感じはよく分かりませんが、この場合、なるほどデジタル化時の量子化歪みというのもありえますね。但しSPのシェラック起こしとなると、録音から再生まで数限りなく歪みの源泉がありますからね。
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Artist-mi at 2017-03-07 18:01
pfaelzerwein さん、こんばんは。
話が戻りますが、抵抗器による変質はかなりのモノでした。歪感とは私には別物に思えます。 高調波歪や混変調波歪とは急激にバリバリ来たり、ブァーっと滲んだりしますが、抵抗の音は常在している感じです。 録音時は今でもダイナミックレンジは圧縮処理しています。していない録音を聴いた時はPが普通聴いているモノより だいぶ小さく聴こえました。
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pfaelzerwein at 2017-03-09 02:59
「抵抗の音は常在」 ― なるほど。再生系の問題ですね。しかし同じように録音・制作で同じような系がある、そこなんです。
「ダイナミックレンジは圧縮処理」 ― 4Dでなくてもデジタル録音は百数十dbですから、デジタル処理のアルゴリズムとは別に、ダイナミックレンジに関してリミッターなどは生録以外では聞いたことありません。あり得るとすれば、CD化などでのダウンサムプリング効果でしょう。つまりスタディオからポストプロダクションまではありえないということです。 「Pが普通聴いているモノよりだいぶ小さく」 ― アップサムプリングとの差異とすれば、制作以降の生産や再生系での相違となります。 副調整室の音でもマイクや機械を通せば、歪みがあるともいえるでしょう。それは真空管であろうが石でも音質も歪みも変わるのも事実です。
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Artist-mi at 2017-03-09 17:59
pfaelzerweinさん、こんばんは。 録音はもうやっていないので、かなり解らない事(特にデジタルの編集)なのですが・・・、
録音・制作系・・・・・、こちらは根本的に上質ですね、コストが違いすぎます。回路もバランス伝送になっていますし、ゲインの設定も違っています。対雑音には極めてシピアに作られています。 ダイナミックレンジ圧縮・・・・、デジタルの場合16bitの理論値はデジタル・ノイズ処理前で98dBであり、適切にデジタル・ノイズが処理された場合で92.3dB位。24bitにおける理論値はデジタル・ノイズ処理前で146.3dB、適切にデジタル・ノイズが処理された場合141.5dB位です。デジタルミキシング時はいろいろ圧縮されてます。最終的に再生系の音はアナログなわけですが、其処まで百数十dbを確保されたとしても、アンプに使用する部品の雑音は100dBから120dB位はざらでしょうからいくつもの部品を通過するわけで16bitでも難しくなって来くると思います。140dB以下はそもそも熱雑音に引っかかってしまいますし、避けようがないわけではと思います。 Pが普通聴いているモノよりだいぶ小さく・・・・、私のこのソースはオケの生録音アナログテープで、未編集のモノです。これはppレベルを上げてやらないと普通の感じには到底聴こえないですね。レベルを上げる事自体圧縮です。 アナログ録音での圧縮はRCAのオロソン氏などが有名です。ドルビー社にもあったと思います。
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KawazuKiyoshi at 2017-03-31 15:42
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Artist-mi at 2017-04-02 18:27
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