日記:
寒いです。
毎日この時期、あたりまえですが寒いです。
日の出前は寝ていてもシンシンと冷気が来ます。
この頃は例年よりあたたかいと思いますが、それでも夜は
マイナス9度からマイナス6度。昼間も2度Cになれば
暖かい方です。
北風も強く、バサッと家がゆれます。
寒い冬にはマイナス15度をきりますから、まだ
あたたかい冬なのでしょう。
寝床では足は温かいのですが顔、とくに眼の玉と鼻先が
つめたいです。上掛けが重いのも苦しいので、室温を
上げるのですが乾燥で呼吸器が苦しく困ったものです。
顔に一枚大きなハンカチを掛けると楽なのですが結局は
外れてしまいますし、だいいち家内が気持ち悪がって
嫌な顔をします。まぁ~歳でもありますし、現実味が
あるのかも知れません。
寝ていて顔が寒いと、昔の寝ている夜を思い出します。
転勤の多い父に付き、よく住居が変わりました。
社宅や借家住いは、そんなに良質の居住環境とはゆきません。
価格的には坪単価はおそらく普通の木造住宅の1/2~1/3位で
しょうか。基礎は栗石とコンクリで簡単に囲い、屋根瓦は
コンクリート瓦の中古品、柱、梁、大引も古材の再利用など
建具、畳、襖も流用品が多かったし、壁も土壁、その土も
再利用だったですね。これらは日本家屋の利点でもありました。
そんな時代でしたね。
そんな昔しは、スキ間風などは当たり前でした。部屋には
窓が当然ありますが、出来合いの一般的なサイズの建具なので
ガラスは3mm厚の一枚もの、寒いのは当たり前、氷の花が咲きました。
その頃はスリガラスでしたが型板ガラスになるのです。
厚手のカーテンで覆う位しか手がないのです。
当時のサッシは木製で寒冷地では結露と凍結で木が割れてしまう。
狂いが出て数年で交換する事が当たり前でした。
御大尽は漆塗りの木製サッシを使っている所もありましたが、
当時は珍しいモノでした。此方の方が長持ちするのです・・・。
顔が寒い夜に、昔を思い出すのは私だけだろうか・・・。
今日のデジタルタブローの練習は↓です。
今夜の一曲。
Gelido Ogni Vena - Vivaldi by Cecilia Bartoli.