日記:
Monoアンプの製作の続き。
雑事、外出、母の介護ですっかりアンプの方はご無沙汰になってしまいました。
土日は閲覧者の数もかなり多く、たいへん申し訳ありません。そんな事で
進んでいませんので、電源に使うコンデンサーの話でもしてみましょう。
今回使うコンデンサーの写真を上げておきます。ジャンク箱から探して来た
モノですが、もともとは秋葉原の千石から調達したモノです。遠い方は
「せんごくネット通販」を利用する事でも手に入ります。写真の大き目の
黒い電解コンデンサーはそもそもは基盤に取り付ける様になっておりますので
端子の間隔は10mm、普通のラグ型のモノよりかなり短めになっております。
ハンダ付けの折は他の配線などに付かない様な注意が必要です。印字が
ゴールドのはオーディオ用、白いのは一般用で共に105C゜の使用耐熱性が
ある様です。オーディオ用でも一般用でもどちらでも今回は同じに使えます。
少し小さ目の茶色のリード線タイプのモノは東進工業の一般用でこれも
同じに使用できます。
電源の平滑フィルターは簡単なモノで今回は良いので助かります。
差動プッシュプルアンプは、電源から供給する電流は、出力関係なく常に
一定という特徴があり電源ラインには信号が流れないことと、純A級動作
だから電流は一定です。電源のレギュレーション等の問題は関係ありません。
電源ラインには信号が流れないので、電源のインピーダンスは高くてもOKです。
リップルも打消し合うのでコンデンサーの容量も少なくても構いません。
手持ちの部品を使うのでかなりのオーバースペックになりましたが
CRフィルターでも構いませんし、容量値もトータルで150マイクロも有れば
十分実用に成ると思います。電源自体の含リップル値は1V以下なら
出力にハムが出る事は無いと思います。むしろ電源トランスの配置方法に
より磁束漏れの方が影響されるでしょう。
使用したコンデンサーのスペックを上げておきます、それにしても
この頃のコンデンサーの性能の進歩は凄まじく驚いています。東進のモノを
使えばすごくお安くなります。100խFのモノは在庫ギレなのが残念。
nichicon KX 450V 150マイクロF (一般用はnichicon GN 450Vです)。
http://products.nichicon.co.jp/ja/pdf/XJA043/kx.pdf
単価 ¥588
東信工業
中高圧電解コンデンサー 400V 47マイクロF 2GUUTWHS
http://www.toshinkk.co.jp/product/pdf/2011/p37~38UTWHM,S.pdf
単価 ¥84
今夜の一曲。
Hans Knappertsbusch "Coriolan, Overture" Beethoven
演奏芸術に価値が在るのを確信させる指揮。