日記:
秋晴れ、富士山の初冠雪が良く見えます。7合目から上は真っ白。午後、日光の当たる
斜面は融けてしまいました。家内は母の目薬を取りに薬局へ。
先日、秋葉原で買って来たVRを12BH7Appアンプに組み込みました。
(丸印の所です。ボリュームの外装も1mm裸線でアースしました)。
両出力管のプレート電流量を等しくバランスさせるためです。これが偏ると
出力トランスの鉄心に直流磁化が生じ歪みが増えたり、低域の再生能力が
下がってしまいます。
シャーシー内は余裕が少なく暫し思案し、組み込み方を見つけました。
その画像を上げてみます。
試聴したところ、かなり歪み感が違っています。細かい音が出てきました。
音場のぬけも出て、見晴らしが良い音になっていました。
大抵この種の小型アンプはDCバランスは良く合わせる事は少なく、調子の
合った真空管を選別する程度の場合が多いのですが、このOPTは細かく合わせ
た方がやはり良い様です。一皮むけた感じでなかなか良い音です。
ついでに、歪み率を計ってみました。 高調波歪みプラス雑音歪みの値です。
1KHz サイン波 0.05W 0.1W 1W 1.2W
Lch 0.74% 0.54% 1.07% 3.38%
Rch 0.77% 0.57% 1.15% 3.45%
この値には、誤差が多そうで自信がないのですが、小出力時の雑音が増えていそうで
リップルが良く取れていないようです。出力は1.2Wは出ていますし、PK-PKでは
最大1.7Wは出ておりました。 ゲインは8.33dB、NF量は4.78dBとなっています。
このアンプの音質、私はかなり気に入っています。
今夜の一曲。
Sviatoslav Richter plays Rachmaninov Concerto No.2, Op.18