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2012年 10月 20日
2012/10/19
  日記:

    秋晴れ、富士山の初冠雪が良く見えます。7合目から上は真っ白。午後、日光の当たる
   斜面は融けてしまいました。家内は母の目薬を取りに薬局へ。

    先日、秋葉原で買って来たVRを12BH7Appアンプに組み込みました。
   (丸印の所です。ボリュームの外装も1mm裸線でアースしました)。
   両出力管のプレート電流量を等しくバランスさせるためです。これが偏ると
   出力トランスの鉄心に直流磁化が生じ歪みが増えたり、低域の再生能力が
   下がってしまいます。
   シャーシー内は余裕が少なく暫し思案し、組み込み方を見つけました。
   その画像を上げてみます。

2012/10/19_f0080162_16385315.jpg


    試聴したところ、かなり歪み感が違っています。細かい音が出てきました。
   音場のぬけも出て、見晴らしが良い音になっていました。

    大抵この種の小型アンプはDCバランスは良く合わせる事は少なく、調子の
   合った真空管を選別する程度の場合が多いのですが、このOPTは細かく合わせ
   た方がやはり良い様です。一皮むけた感じでなかなか良い音です。
   ついでに、歪み率を計ってみました。 高調波歪みプラス雑音歪みの値です。

      1KHz サイン波      0.05W   0.1W    1W    1.2W
        Lch          0.74%   0.54%   1.07%  3.38%
        Rch          0.77%   0.57%   1.15%   3.45%

    この値には、誤差が多そうで自信がないのですが、小出力時の雑音が増えていそうで
   リップルが良く取れていないようです。出力は1.2Wは出ていますし、PK-PKでは
   最大1.7Wは出ておりました。 ゲインは8.33dB、NF量は4.78dBとなっています。
   このアンプの音質、私はかなり気に入っています。



     今夜の一曲。

      Sviatoslav Richter plays Rachmaninov Concerto No.2, Op.18

       











     

by artist-mi | 2012-10-20 08:57 | 12BH7Appアンプ | Comments(0)


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