空間性の話し:
この頃「画集・デジタルタブロー」の方に3Dフラクタルを使った作品を
上げているのですが、どうもあまり思う様には行っていないな~と感
じています。
平面作品の空間性をテーマとして2Dから3Dへ移行したのですが
簡単には解決しない問題が山積みです。将来の課題なのでしょうが、
私にはもう時間が無さそうで実に残念。 むしろ2Dの方が自由度が
高く感じています、さてどうなるか・・・・?
昨年の発表作を御覧になられた方はお解りと思いますが、その作品
は 線を構成のテーマにしており、しかも線はグラディエーションにより
表されています。
そしてその線を構成させ空間を表し、装飾性の問題をも作っている訳
です。一応、手法的にはフラクタルを使ってはいますが、
今の絵画の問題に答えようとしています。
私には現状の空間性は西洋絵画の基本的構成の問題であろうと思わ
れ、装飾性は個別の文化圏にあると考えています。日本的な絵画には
装飾性は重要な基本的問題で、その特徴を発揮させて我々の絵画を
主張する事が、非常にスジが通って行く方法ではないかと思えるのです。
そんな事を考えながら久しぶりに、根岸芳郎・中村一美の90年代の
作品をみていました。ご興味が湧きましたら、検索すると観られます。
今夜聴いている曲はこれです。